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会長挨拶

同窓会会員の皆様へ

野口敏夫会長 令和元年度(2019年度)においては、同窓会は、一般財団法人多士会館(以下「(一財)多士会館」といいます。)を運営しつつ、次に掲げる目的、使命や役割の下に事業を推進して参ります

1.財政基盤の強化、安定化
まず、財政基盤の強化、安定化につきましては、従来の逼迫した財政状況を改善するために、平成28年から同窓会会報に広告を掲載させて頂くとともに、郵便局だけでなくコンビニでも納入できる同窓会年会費と多士会館維持会費の振込用紙を同封させて頂きました。その結果、同窓会と(一財)多士会館の財政面については、同窓会年会費3000円と(一財)多士会館の維持会費5000円の納入が増加し、併せて同窓会会報に広告を掲載したことにより、同窓会と(一財)多士会館とを併せて収入増加を図ることができ、その結果、従来の財政逼迫状況をようやく脱して改善に向かっております。同窓会としては、さらに引続き、財政基盤の強化、安定化に努めて参ります。

2.多士会館の活用
次に、同窓会活動の拠点であります多士会館の活用につきましては、同心会(PTA)と母黌のご提案・ご要望に基づき、平成28年7月から、多士会館の平日の開館時間を午後7時までから午後9時までに延長し、土曜日の開館時間を午後5時までから午後7時までに、さらに、日曜日、祝日にも開館するようにしましたところ、毎日、多数の在黌生が自習のために来館するようになりました。(平成30年度に自習のために来館した在黌生の利用者は、年間延べ29,183人)今後も在黌生が、より多士会館を活用できる施策を展開して参ります。

3.多士会館の大規模改修
多士会館の建物が竣工後36年目に入りました。平成28年の熊本地震ではほぼ無傷であった多士会館も大規模な改修が必要な時期を迎えており、大規模修繕プロジェクトチーム(吉田 覚チームリーダー)による検討の結果、今年度中に、(一財)多士会館の費用負担により、防水、外壁部分やシール打替等の大規模改修工事を行います。

4.一丸邸の購入と今後の活用
(一財)多士会館では、平成31年4月、母黌と多士会館間に存する一丸邸を購入しました。
一丸邸は、昭和8年卒の故一丸 學様の旧宅であり、その相続人の方々から購入したものでありまして、敷地の面積は289.68㎡(118坪)あり、当面母黌の生徒のお茶、お花、邦楽等のための利用や、若い同窓生のための子育て支援の場等への活用や駐車場経営等を考えており、さらに、将来の本格的な活用のために、プロジェクトチームによる検討を進めて参ります。

5.母黌と在黌生への支援
同窓会と(一財)多士会館では、在黌生の運動部、文化部の活動、東大オープンキャンパス参加事業等に対し、毎年、多額の助成をしています。
ところで、母黌は、国際的に通用する人材を育てるための5年間にわたる文部科学省のスーパー・グローバル・ハイスクール(SGH)に指定されていましたが、前年度その指定が終了し、今後、SGHの成果を全校に及ぼそうとされております。
また、昨年4月に入学した2年生の大学受験時には、現行のセンター試験が大学入学共通テストに切替わり、共通テストの英語の科目では、「読む、聞く、話す、書く」の四技能を評価するために民間試験が導入されます。
このような状況下において、同窓会では、多士会館において、平成29年1月から毎週一回、主として在黌生を対象とし、米国人ネイティブ講師によるオール英語使用のイングリッシュ・ディスカッション・クラス(略してEDC)を開講して在黌生の国際化対応を図っており、今後もこのEDC事業を継続して参ります。
さらに、同窓会としては、母黌及び在黌生からの希望に応じて、母黌先生方と協議の上大学教授を招き、高等数学、理・工学、法学、文学等の講演、勉強会の開催を企画致したいと考えております。
以上のとおり、同窓会では、母黌と綿密な連携を保ちながら、母黌や在黌生の学業面を含むニーズに対応し、難関大への合格者増加をも視野に入れ、今後とも名門で有り続けるために、母黌の要望に応じて必要な支援を行って参る所存であります。

6.若年、現役世代向けの事業
同窓会を、広く若い人々のためにもなる組織としても役立たせるために、同窓会としては、旧一丸邸の活用をも視野に乳幼児子育て中の女性同窓生の悩み解消のために女性同窓生が気楽に集まり話し合える機会や場所を設けたり、海外勤務中の同窓生に支部事務所の設置を働きかけ、同窓生がインターナショナルな活動を行うのに役立つ事業も開始したいと考えています。
これらの施策を講じつつ、なお、一層、若年会員の組織強化を図って参りたいと存じます。

7.多士講座等の社会貢献事業
同窓会と(一財)多士会館では、今日の複雑で変化が著しい今日の社会を生きて行くための指針や教訓となるべき大切な事柄をテーマに選んで、広く市民の皆さんに向けて、多士講座やげたばき塾を開催しております。
前年度は、多士講座の事業として、河村たかし名古屋市長に「名古屋木造復元」をテーマとして講演をお願いしたほか、げたばき塾事業として、「戦国武将に学べ」や「熊本からグローバルを考える」を演題としてお話をして頂きました。
今年も、多士講座、げたばき塾等の事業のあり方をも考慮しながら,社会貢献を続けて参るつもりです。

濟々黌同窓会 会長 野口 敏夫(昭和38年卒)

 


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