第14回げたばき塾が、平成28年11月26日(土)13時から約2時間、多士会館にて開催されました。

今回のテーマは「歌舞伎にふれよう」。元・歌舞伎役者で日本舞踊家の小桜佳之輔氏による歌舞伎の体験教室を行いました。

講演は二部構成。第一部「歌舞伎の魅力」では、歌舞伎の演出で用いる柝(き:拍子木)の音を体験。

まず、柝を打ち合わせる芝居の開始時の合図とともに、小桜先生による「供奴(ともやっこ)」の軽快な踊りが披露されました。続いて、柝を床に置いた板(ツケ板)に打ち付け、その音に合わせた動きで、歌舞伎の立ち回りを体験。パン!パン!パン!という柝の音が会館内に響き渡り、歌舞伎好き、チャンバラ好きの面々には、楽しい時間となったようだ。

第二部は、男性参加者1名への女形の化粧。歌舞伎の化粧がどのように施され、どのように女性の顔に変わっていくのかを目の当たりにすることができました。

当日の参加者は、55名。会場は熱気にあふれ、立ち回り、化粧の希望者を募ったときには、あちこちからすぐに手が上がり、じゃんけんに負けた人からは、化粧がしたかった!!という声がずっと聞かれていた。

質問コーナーでも、質問が続出。忘年会のために見栄の切り方を教えてほしいという質問者へのレクチャーに合わせ、その場で見栄を切る真似をする参加者も多くみられ、見て楽しい、体験して楽しい講演会となりました。