president_photo_new済々黌同窓会より新年のご挨拶を申しあげます。
平成27年に学校創立133年を迎えます済々黌。熊本県立高校の草分け的存在で卒業生は5万人に及び、国内外で活躍する人材を多く輩出しています。

正倫理 明大義 (倫理を正し 大義を明らかにする)
重廉恥 振元気 (廉恥を重じ 元気を振るう)
磨知識 進文明 (知識を磨き 文明を進む)

これは三綱領と言い開校以来、済々黌で学ぶすべての生徒の指針であり、社会に巣立った後も社会人の規範として役立てられています。三綱領に支えられた校風は文武両道。真摯に学び、闊達に過ごす在学中の友は、生涯の友として得がたい絆になります。
平成24年8月と翌25年3月に野球部が熊本県代表として甲子園に出場。全国からの同窓生の応援はアルプススタンドを埋め尽くし、多くの皆さまに感動を与えました。

平成26年に本校は文科省からSGH(Super Global High school)の指定を受けました。国際社会および国家を支える人材の育成が目的。指定を受けた各校(九州では3校)はそれぞれに研究活動のテーマを求められ、本校は「環境」への取り組みをテーマとしてスタート。2年目に入る本年は環境問題の先進国のドイツとの交流を始めとして、グローバルリーダーの育成に取り組んでいます。

新年にあたり3人の若い同窓生の近況をお伝えします。年末の衆議院選挙で3度目の当選を果たした、昭和63年(1988)卒の自由民主党の木原稔君は防衛大臣政務官を経て、第46代の青年局長に就任。次世代の日本の政冶家の若きリーダーとしての活動をしています。平成元年(1989)卒の横山祐典君は、昨年10月に44歳の若さで東京大学大気海洋研究所センターの教授に昇格。専門は気候変動や海洋環境変遷の研究。平成26年3月の母校学校創立記念式典で講演、SGHのテーマでもある環境問題に対して本校も指導を受けます。
平成26年(2014)卒の大竹耕太郎君、在学中に野球部の投手としてチームを2度、甲子園出場に導きました。卒業後早稲田大学に進学、神宮球場を舞台に1年目はリーグトップタイの4勝をあげ、今後を嘱望される活躍でした。甲子園出場を果たしたメンバー諸君もそれぞれに頑張っています。皆で応援しましょう。

井 薫(昭和32年卒)